[ADVENT CALENDAR 2016]アフリカとキューブ

Speedcubing Advent Calendar 2016」に参加させていただき、本投稿をさせていただきます。

>くるくる会関係者の皆様へ

Advent Calendar」とは、12月1日から24日までクリスマスを待つまでに、1日に1つ穴が空けられるようになっているカレンダーのことです。この期間中の個々の日の担当者がSpeedcubingに関する投稿を一つずつしていきます(私以外のご担当の方々は日本を代表するトップキューバーで投稿の内容は非常に高度です!)

今年は私も「アフリカとキューブ」という内容で投稿させていただきます。

1.  くるくる会 in アフリカ

アフリカガーナのアディドメ高校の先生と生徒にキューブの指導をしてきました。アディドメ高校は私が若い時に青年海外協力隊隊員として理数科を教えていた高校です。また、その高校の近くのデフィメ村で小さい子たちにもキューブを指導してきました。

詳細は以下のリンク先に記載しています。

ガーナで大量のお土産のチョコを購入してきました!

次回以降のくるくる会(in 北京)に毎回持参いたします。数がなくなるまでお渡しいたしますので、くるくる会へのふるってのご参加をお待ちしています!

もちろん日本にご在住のキューバーの方でも、北京に遊びに来ていただけるのであればお渡ししますのでご連絡くださいませ。

2. アフリカ and WCA公式大会

日本や中国などで開催されるキューブの大会で入賞はおろか予選通過もとても難しい状況です。競技人口の割に大会数が少なく、またスポーツと異なり年齢による衰えが少ないということが新参者にとっての大きなハードルになっているのではないかと思われます。

別の観点から言うと、その参入障壁の高さがキューブの魅力の一つかもしれません。

そうとは言えキューブを真面目にやる以上、入賞というのは具体的でクリアな目標となるかと思います。この目標の達成のためには不断の努力と熱意が必要でしょう。

私のようなエンジョイキューバーであっても、「入賞又は決勝進出を達成したい」という強い意志があれば、ルールや前提自体を自分で設定するのも一つの手段かもしれません。今年のオリンピックでは、強い意志をもって国籍を変えた芸人さんが見事オリンピック(マラソン)に出場されたことは記憶に新しいと思いますが、それと同じ発想です。

世界キューブ協会World Cube Association (WCA)のデータベースによれば、アフリカで過去に公式大会がが開催されたのは、南アフリカ、チュニジア、そしてナイジェリアの三カ国。2017年の3月にモロッコで第一回公式大会が開催されるとのことですので、アフリカ56カ国中4カ国が公式大会開催国となります(参照:African Cube Association

WCA公式大会が開催された国(予定を含む)。※地図は「白地図ぬりぬりhttp://n.freemap.jp/」を利用させていただきました。

この広大な空白地帯、サブサハラ地域での開催はゼロです。ビジネスでいうところのブルーオーシャンです。実際に公式大会を開催するにあたっては膨大な作業とリソース(人と金と時間とノウハウ)、WCAからのサポートが必要となると思いますが、可能性はゼロではありません。

またアフリカの競技人口も少なく、例えば私は日本で350位くらいですが仮にアフリカ人だとすればアフリカ全体で80位くらいまでになります。

ナンバーワンよりオンリーワン。どうしても勝ちたいのなら、自ら前提やルールを変えてしまうということも手段の一つですね。

※WCAのデータベースによれば、アジアでの公式大会空白地帯は、ラオス、ミャンマー、カンボジア、バングラデシュ、パキスタンなどです。

3. アフリカ and キューブビジネス

首都アクラの市場やショッピングモールを探しましたが、キューブらしき玩具は売っていませんでした。またネット上にもないようです。

セールスマンだったら誰でも知っているたとえ話(出典不明)があります。

アフリカの小さな村に靴の販売をしている二人のセールスマンが立ち寄った。その村の人々は全員が裸足で生活をしていました。それを見た二人のセールスマンはこう言いました。

セールスマンA「これは売れない。そもそも靴を履く習慣がない。日本に帰ろう。」
セールスマンB「もの凄い市場だ。靴の良さを教えたら売り放題だ。」

ビジネスチャンスを探しているキューバーの方々、セールスマンBになりませんか?(私は責任は持ちません(笑))

4. キューブ with アフリカン

キューブの素晴らしい点は言語によるコミュニケーションが少なくてすむという点があげられるかと思います。仮にアフリカをはじめ非日本語圏の方とキューブをされることがありましたら、くるくる会の指南書をご利用いただければ幸いです。日本語・中国語・英語を用意しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました