【六面完成講座・考察】こどもに六面体キューブ(ルービックキューブ等)をマスターさせる時にやってはいけないこと

六面体キューブ(ルービックキューブ等)を教えはじめて10年以上、日本以外に中国やアフリカでも、数千人の子どもたちに対して教えてきました。教えた機会の多さでいえばかなり多い方だと思います。キューブをそろえられるかどうか、という分かりやすい指標があるので、その成否(達成度合い)を可視化することは非常に容易です。その中で得られた知見はたくさんありますが、今回はその中でも「やってはいけないこと」についてお伝えさせていただこうと思います。

結論から先に言うと、やってはいけないことは「大人が隣りで講師陣の説明或いはマニュアルの記載を非難」することです。これは私のような教える側の否を正当化しようと言っているわけではありません。もちろん、教える側にも人間力や表現力の欠如があることは十分に認識しています。そこでも敢えて「大人が隣りで講師陣の説明或いはマニュアルの記載を非難」することはキューブをマスターする上でブレーキ・害悪にしかならないことを明言いたします。講師陣の説明やマニュアルの記載が理解できないのであれば質問すればよい(或いは黙っていればよい)のであって、理解できない理由を講師陣やマニュアルに向かわせるべきではありません。なぜならば、それを聞いた子供たちは何を信じて良いか分からなくなり、その結果、キューブの上達(理解)に甚大な影響を与えるからです。そういった場面に数えきれないくらい遭遇しました。講師陣の説明やマニュアルの記載が分からなくても、講習の間はそれを非難することはグッと腹にとどめ、講師陣に質問する又は別手段(Youtube等)で確認する、等をした方が良いと思います。

代表例は以下のような感じです。

  • 六面完成に向けて前向きに取り組んでいる親御さんの隣にいるお子さんが最も上達が速いです。
  • お子さんの隣で内職(スマホいじり)をしながら、お子さんが詰まった時だけサポートに入る親御さんは、全体を通じて理解できていないため講師陣の説明やマニュアルの記載が分からなるケースが非常に多いです(大人でも片手間にやってマスターできるほどキューブは簡単ではありません)。その結果、キューブの技術よりも、説明や記載といったキューブの技術と関係のないところに注目が集まってしまい、それがお子さんに伝播してしまいます(結果、お子さんの上達に甚大な影響を与えます)

お子さんのキューブの技術を伸ばしたいと切に望んでいらっしゃるのであれば、講師陣やマニュアルに対するご意見は六面完成講座が終わってから表明されるのが良いと思います(批判的な事項を含め、建設的なご意見はウェルカムです!)。

以上、せっかく六面完成講座にご参加いただいているにも関わらず、ちょっとしたことでお子さんの上達を阻害している場面をお見かけするので、お伝えさせていただきました。難しいことはありません、単純な「テクニック」の話です。繰り返しになりますが、保身や自己正当化のための考察ではないことをご理解いただければ幸いです。

くるくる会 浜田

※追伸:以上は六面体キューブに関する考察ですが、勉強や資格試験でも同じようなことが言えるような気がします。

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