六面を完成させるために覚えなければならない手順数は9手順、回転記号数にして67個になります。指の早い人であればこの手法で1分は切れると思いますが、更にタイムを短縮するためにはより多くの手順を覚えなくてはなりません。
CFOPにおいては、F2Lで41手順/329回転記号、OLLで57手順/572回転記号、PLLで21手順/281回転記号という膨大な量を記憶しなければなりません。私のような中年にはハードルが高すぎます。
そこで、繰り返し出てくる回転パターンに対して短いコードを割り振ったEMAC(Encoding for Middle Age Cubing)を編み出しました。この手法を使えば、記憶が必要な1182個の回転記号を788個まで削減することができます(33%の削減です)。特にF2Lでは、その効果は著しく52.9%も削減することができます。
Number of Symbols without EMAC | Number of Symbols with EMAC | Reduction Ratio | |||
![]() |
F2L Manual powered by EMAC | 329 | 155 | 52.9% | |
![]() |
OLL Manual powered by EMAC | 572 | 406 | 29.0% | |
![]() |
PLL Manual Powered by EMAC | 281 | 227 | 19.2% | |
ALL | 1182 | 788 | 33.3% |
先日、EMACされたF2Lのマニュアルを公開しましたが、今回新たにOLLとPLLのマニュアルも公開します。ご活用していただければ幸いです。
なお、EMACはくるくる会でしか通用しない用語・手法ですのでご注意ください。
コメント
OLL Manual powered by EMACの45番、黄色の側面を塗り間違えています。