子供の習い事としてパズルキューブが成立しない理由と中国事情

日本ではパズルキューブ(ルービックキューブを含む)を教える営利団体は殆どありません(子供の能力開発をする一手段としてキューブを使っている塾のようなところが一か所だけあるとは聞いています)。カルチャースクールですらパズルキューブを教えているところは私は知りません。私はパズルキューブをすることによって頭が良くなるとは思っていませんが、子供に何か一つのことに熱中させることにより自己形成の助けになるのではないかと思います。また私は学歴至上主義では全くありませんが、先日開催されたキューブのアジア大会に来ていた日本選手団の中には超一流大学の学生、医学部の学生、飛び級した学生、と世間的な基準で頭の良い若者が多くいました、。キューブをすることは一般的に言われる優秀なキャリアを積むことの必要条件でも十分条件でもありません。しかし、私の知っている範囲内では何らかの相関関係があるのではないかと思っています。

ではなぜ日本ではキューブが習い事にならないのか?考えられる理由は以下の通り。

  1. 玩具のイメージが強すぎる(ルービックキューブ(R)の商標権者(メガハウス)は玩具メーカー)
  2. 教えられる人がいない。
  3. 教える方法論が確立されていない。
  4. ソロバンや習字などのインドア系習い事であれば、学校の授業(算数や国語)に紐づけられ、サッカーや水泳などのスポーツ系習い事であれば、体力作りや将来のキャリアに紐づけられる。キューブにはそれが殆どない。
  5. 習い事系は「親がやっていたから」という理由で始めることが多いが、歴史が浅く、そもそも親ができない。

一方で中国。先日のキューブのアジア大会には小学生くらいのキッズがあふれていました。保護者も熱心に子供を応援しており、子供が進んでキューブをしているというよりも保護者が子供にキューブをやらせているといったことをうかがわせる場面がたくさんありました。またキューブの塾がスポンサーをしていたり、キューブの塾のお揃いのシャツをした子供たちが会場にたくさんいました。バイドゥ(百度)で「魔方 能力 开发」で調べると多くのキューブの塾がヒットします。教育熱心な中国の方はキューブをするで頭が良くなると思われている方が多いと思います。

このあたり、日中間で感覚が違うのかもしれません。というよりも中国だけが特別で、中国以外の国は日本と同じような感覚かもしれません。

仮に2024年のオリンピックの開催地がハンガリー(ルービックキューブ発祥の地)となれば、キューブが種目になる可能性はゼロでないと思います。今のうちにお子さんにやらせておいて、2024年のオリンピック選手を目指させましょう!(冗談です)

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キューブチームメンバー。こういう集まりとくるくる会との交流会をしたいなぁ。

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内容もしっかり。

 

 

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